出展者インタビュー

前橋東部商工会

経営指導員

関口 聡 氏

一気に販路拡大につながるチャンスがある。小規模事業者にとって非常に有意義な展示会です。

【事業概要】国より認定された「経営発達支援計画」に基づき、小規模事業者を伴走的に支援する「伴走型小規模事業者推進事業」を平成28年度より実施。今回、出展した3事業者は、飲食店を経営しながら「鮪が本当に美味しくなる醤油」等の醤油の製造・販売を手掛ける株式会社フェローズジャパン、「赤城山を、世界に誇る生ハムの産地に」という思いを持ってプロシュートを生産している株式会社エーアンドブイ企画、バームクーヘンなどのOEM製造も行なっているSweet Baum株式会社。

展示会出展に関してのお立場と役割を教えてください。

今回、前橋東部商工会の伴走型支援の一環として3事業者が出展しました。その全体を取りまとめている責任者です。

この展示会に出展することを決める前に業務上でどんな課題を感じていましたか?

私どもが支援している小規模事業者にとっては、いかにして販路を拡大していくかが大きな課題です。かといって人員的にも時間的にも、飛び込み営業などを行うのはなかなか難しく、効率も良くありません。そうした中、本展への出展は、一気に販路拡大につながるチャンスもあるので小規模事業者にとって非常に有意義であると考えました。「地域産品展」はテーマが明確で、こだわりのある食材を求めているお客様とのマッチングが期待できる点も、出展を決めた理由です。

3事業者が同じブースに出展するのではなく、それぞれが個別のブースに出展されています。それは、なぜですか。

展示会に精通している専門家(株式会社Soul Presentation代表取締役・田村元臣氏)のアドバイスを受けて、個別ブースでの出展にしました。例えば、北海道、京都であれば地域としてのブランドが育っているので、一ヶ所にまとまって出展するのも良いのかもしれません。しかし、群馬はそうではありません。「地域産品展」というくくりは同じであっても出展は個別にし、それぞれの商品訴求に力を入れた方が効果的だと考えました。

展示の仕方で工夫したのは、どんな点ですか。

展示で大事なのは、ターゲットのお客様に振り向いてもらうことです。そのために、あえて情報量は圧倒的に少なくしました。PRする商品を一つに絞ってアピール力を高めています。その上で、「97%がリピート 思わず飲みたくなる 極上の醤油」といったインパクトのあるキャッチコピーが目にとまるようにし、興味を持ってもらえるようにしました。

実際に、どんな反響がありましたか。

(株式会社フェローズジャパン代表取締役・狩野俊嗣氏)当社の醤油は素材からこだわり、手間暇かけて作っているため、決して安価ではありません。こだわりのある商品を求めているお客様と出会えたらと考え、ホテルや百貨店をターゲットに出展しました。反響としては、「これだけこだわって作っているのに、その割には値段が安いね」と言ってもらえたのが、いい意味での驚きです。当社の醤油は、地元よりも東京などの首都圏により需要があることを実感できました。

(株式会社エーアンドブイ企画代表取締役社長・林 智浩氏)当社の出展の大きな目的は、品質にこだわって生産しているプロシュートを、ギフトの分野で販路拡大することです。その狙い通り、EC関係などの新たなお客様と出会うことができました。他にも、様々な方に興味を持っていただき、すぐ成約になりそうな案件もいくつかあります。

地域産品展の名物企画「ライブキッチン」に、前橋東部商工会の出展者の食材が登場しました。これについては、いかがですか。

料理のプロにレシピを考案していただき、とても参考になりました。どうしても自分たちだけでは、客観的な視点が抜けがちです。そうした中で、料理のプロに第3者の観点から評価していただいことは貴重な経験になりました。ライブキッチンの写真や動画は、今後のプロモーションにも活用したいと考えています。

本展への出展に関して、他にも良かった点があれば教えてください。

今回、出展するに当たって、専門家からいろいろなノウハウを学びました。それは、出展する事業者だけでなく、伴走型支援を行う商工会の職員にとってもノウハウの蓄積につながっています。本展への出展を通して、「チームみんなでレベルアップする」ことができたと思います。